ノイバラ果実エキスとは?化粧品に配合される知られざるそのパワーを解説

ノイバラ果実エキスとは?化粧品に配合される知られざるそのパワーを解説| 35才から始めるメンズ化粧品 DAVIDIA ヘアケアの先進技術と成分科学 -The "How"-
ノイバラ果実エキスとは?化粧品に配合される知られざるそのパワーを解説| 35才から始めるメンズ化粧品 DAVIDIA

ノイバラ果実エキスは、化粧品成分のひとつで、主に肌を整える(skin conditioning)目的などで配合されます。EUの化粧品成分データベース(CosIng)では、ノイバラ果実エキス(ROSA MULTIFLORA FRUIT EXTRACT)を「ノイバラ(Rosa multiflora)の果実エキス」と定義し、機能としてFRAGRANCE/TONICが記載されています。[1]
この記事では、ノイバラ果実エキスの基本情報、含まれやすい成分(ポリフェノールなど)の見方、化粧品の選び方、使い方(パッチテスト含む)を、一次情報・論文リンク付きで整理します。

30秒でわかる要点|ノイバラ果実エキスの使いどころ

  • 前提:ノイバラ果実エキスは、化粧品で主にうるおいを与える/肌を整える目的で配合されます(用途は製品設計次第)。[1]
  • 核心:狙いは「即効」より毎日のコンディション安定。保湿(セラミド・グリセリン等)と組み合わせると運用しやすいです。
  • 注意:赤み・かゆみ・ヒリつきが出たら中止。症状が強い/続く場合は皮膚科へ。
  • 運用:使い始めの2週間は、同条件で週2回の写真ログ(洗顔後の頬など)を残すと合う・合わないが判断しやすいです。
相談者さん
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ノイバラ果実エキスって、結局「何に」いい成分?

ダビディア
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化粧品では主に、うるおいを与える肌(頭皮)を整える目的で使われます。植物由来のポリフェノール類などが含まれることがあり、日々のスキンケアの“土台”づくりに向きます。

相談者さん
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敏感肌でも使える?選び方のコツは?

ダビディア
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成分自体が“刺激ゼロ”とは限りません。まずは香料・エタノール・強い酸など、同時配合の刺激要因を確認し、初回はパッチテスト→少量からが安全です。

ノイバラ果実エキスとは?

ノイバラ果実エキス(化粧品表示名:ノイバラ果実エキス/英名:Rosa Multiflora Fruit Extract)は、ノイバラ(Rosa multiflora)の果実から得られるエキスです。EUのCosIngでは「ノイバラの果実エキス」として収載されています。[1]
植物としてのノイバラ(Rosa multiflora Thunb.)は、Kew(Plants of the World Online)で日本・韓国を含む東アジアに自生域を持つ種として整理されています。[2]

ノイバラ果実エキスの基本情報と特徴(化粧品での位置づけ)

「抗酸化」「抗炎症」といった表現は論文で扱われることがありますが、化粧品記事では“肌をすこやかに保つためのサポート要素”として理解するのが安全です。特定の症状が「治る」「改善する」と断定できるものではありません。
なお、日本の「Standards for Cosmetics(厚生労働省 通知)」は、化粧品が健康被害を生む恐れがないこと等の一般規定を置いています。[3]

ノイバラ(Rosa multiflora)とは何か?

ノイバラはバラ科の低木で、日本でも身近に見られる野生バラのひとつです。植物としての基本情報(学名、分布など)はKewのデータベースが参照になります。[2]

「エイジツ(営実/えいじつ)」について(用語の整理)

日本語の文脈で「エイジツ(営実)」は、バラ科植物の果実を指す呼称として扱われることがあります。ただし、化粧品の成分表示・国際名はノイバラ果実エキス(Rosa Multiflora Fruit Extract)が基本です。成分表示名と民間呼称を混同しないようにしましょう。[1]

ノイバラ果実エキスの「期待できること」と「言い切れないこと」

ノイバラ果実由来の抽出物については、抗酸化能や炎症関連指標に関する研究が報告されています(試験管内・動物・食品領域を含む)。たとえば、Rosa multiflora(果実・花など)について抗酸化関連の評価を扱う報告があります。[4] [5]
一方で、これらの研究結果がそのまま「化粧品を塗れば同じ結果になる」とは限りません。配合濃度、処方、肌状態、使用期間などで体感は変わるため、本記事では化粧品としては“保湿設計・刺激回避・継続運用”が重要という立て付けで解説します。

化粧品における基本的な役割:整肌・トニック用途

CosIngではノイバラ果実エキス(ROSA MULTIFLORA FRUIT EXTRACT)に対して、機能としてTONIC(整肌の文脈で使われることがある)等が示されています。[1]
このため、化粧品としては「うるおいを与える」「肌(頭皮)を整える」という範囲で捉えるのが実務的です。

コラーゲンの「生成を促進」と言い切らない(表現の調整)

「コラーゲン生成を促進する」と断定するには、ヒトでの適切な試験・再現性が必要です。現時点では、ノイバラ果実由来の研究を参照する場合も、化粧品記事としては“乾燥によるキメの乱れを目立ちにくくする(保湿)”など、一般的な範囲に落として説明するのが安全です。

アレルギーへの影響:研究はあるが、化粧品の個人差が大きい

Rosa multiflora fructus(ノイバラ果実に相当する生薬的文脈)について、免疫・炎症に関連する指標を扱った研究報告は存在します(例:骨代謝・炎症シグナルに関する報告)。[6]
ただし、これは医療・食品・生薬領域の研究を含み、化粧品の外用で同じことが起きると断定できません。敏感肌では、成分そのものよりも香料・防腐剤・エタノール等の設計が刺激要因になることも多いので、「まずは低刺激設計+パッチテスト」を優先してください。[7]

ノイバラ果実エキスに含まれやすい成分(“名前の意味”を知る)

製品の成分表は「エキス」として一括表記され、内部の化学成分まで書かれないことも多いです。ここでは、記事内で触れている代表例の“成分名の意味”を一次情報で確認します。

クェルシトリン(Quercitrin)

クェルシトリンはフラボノイドの一種で、PubChem(NIH)では「クェルセチンが糖(ラムノース)で修飾された配糖体」と説明されています。[8]

アフゼリン(Afzelin)

アフゼリンもフラボノイド(配糖体)で、PubChem(NIH)では「ケンフェロールに糖(ラムノース)が結合した構造」と整理されています。[9]

ムルチフロリンA(multiflorin A)について

「multiflorin A」は植物中に見られる化合物名として文献に登場しますが、“ノイバラ果実エキスに必ず含まれる”と一般化するのは危険です。抽出部位(果実/葉/花)、溶媒、産地で成分組成は変わります。この記事では「候補として挙がることがある成分名」として扱い、製品選びは処方全体(保湿成分・刺激要因)で判断するのが現実的です。

リコピン(Lycopene)について

リコピンはカロテノイドとして一般に知られますが、ノイバラ果実エキスに関しては、原料規格や抽出条件で含有の有無が変わります。ここも「成分表に書かれていないものは入っていない可能性がある」くらいの温度感で見てください。

ノイバラ果実エキス配合・化粧品の選び方(実務チェック)

製品選びのポイント

  • 目的を固定:「乾燥対策」なら、グリセリン/BG/セラミド等の保湿設計が主役。ノイバラ果実エキスは“脇役”として考える。
  • 刺激要因の確認:香料、エタノール、強い酸(高濃度AHA等)に弱い人は、まず避ける。
  • 初回はパッチテスト:米国皮膚科学会(AAD)は、新しいスキンケアを試すときの方法として「同一部位へ1日2回、7〜10日」などの手順を案内しています。[7]

引用:AADは新しいスキンケアのテストとして「1日2回、7〜10日」同じテスト部位に使用する方法を案内しています。[7]

ノイバラ果実エキス(原液)の使い方:自己調合は“メリットより事故率”が上がりやすい

「原液」は魅力的に見えますが、自己調合は濃度の振れ・防腐・衛生・相性でトラブルが増えがちです。基本は化粧品として処方された製品を選び、どうしても試す場合は「短期間・少量・単独」「異常があれば即中止」を徹底してください。

効果的な使い方(現実的な手順)

  1. 夜の洗顔後、化粧水→(必要なら)美容液→乳液/クリームの順で保湿を完成させる。
  2. 新規導入は1製品だけ(同時に複数変えない)。
  3. パッチテスト(AAD推奨手順の考え方)を行い、問題がなければ顔へ。[7]

プレミノローションはノイバラ果実エキスを含有しています。  ぜひチェックしてください。

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安全性の考え方(化粧品の前提)

化粧品は「医薬品」と異なり、健康被害がないこと等の基準が重要になります。厚生労働省の「Standards for Cosmetics」では、化粧品に関する一般規定(健康被害の恐れがないこと等)が示されています。[3]
ただし、個人の肌状態によっては合わない場合があるため、異常があれば中止し、必要に応じて医師へ相談してください。


よくある質問

ノイバラ果実エキスは「美白」や「シワ改善」をしますか?

化粧品成分としては、主にうるおいを与える/肌を整える目的で配合されます。医薬品のように、特定の肌悩みを「治す」と断定できるものではありません。

敏感肌でも使えますか?

使える場合もありますが個人差があります。香料・エタノールなど刺激要因も含めて成分表を確認し、初回は二の腕などでパッチテスト→少量からが無難です(AADの案内も参考になります)。[7]

原液(エキス単体)を混ぜて使ってもいい?

自己調合は濃度や衛生面でリスクが上がりやすいので、基本は化粧品として処方された製品がおすすめです。混ぜる場合も、保存・防腐・相性の問題があるため短期間・少量で行い、異常があれば中止してください。

今日の確認テスト

5問中4問以上正解で合格です。答え合わせ後に各設問の解説が表示されます。

ノイバラ果実エキスは何から抽出された成分か
ノイバラ果実エキスはバラ科ノイバラの果実から抽出され、主に化粧品で用いられる。
本文で強調されているノイバラ果実エキスの主な作用の組み合わせ
本文では保湿、抗酸化、抗炎症が繰り返し記載され、敏感肌や乾燥肌のサポートに有用とされる。
本文の成分説明に最も合致する組み合わせ
本文ではアフゼリンが抗炎症、ムルチフロリンAが抗酸化と保湿、リコピンが抗酸化と紫外線からの保護に触れられている。
本文に基づく化粧品選びの要点として最も適切なもの
本文の選び方では配合確認、他の成分バランス、肌質適合がポイントとされる。
本文の使用上の注意点として正しいもの
本文では一般に安全としつつ、敏感肌はパッチテスト、異常時は中止、妊娠・授乳中は医師相談を推奨している。

参考文献・一次情報(外部リンク)

  1. European Commission, CosIng「ROSA MULTIFLORA FRUIT EXTRACT」成分定義・機能(FRAGRANCE / TONIC): https://ec.europa.eu/growth/tools-databases/cosing/details/59353
  2. Kew Science, Plants of the World Online「Rosa multiflora Thunb.」分布等: https://powo.science.kew.org/taxon/urn:lsid:ipni.org:names:927374-1
  3. 厚生労働省(MHLW)「Standards for Cosmetics(英訳)」: https://www.mhlw.go.jp/english/dl/cosmetics.pdf
  4. KoreaScience(PDF)「Antioxidant and Antimicrobial Activity of Rosa multiflora Thunberg fruits…」(果実抽出物の抗酸化等の評価): https://koreascience.kr/article/JAKO201333958959264.pdf
  5. Biomedical and Pharmacology Journal「Antioxidant Activity and Flavonoid Estimation in Rosa multiflora…」(抗酸化・フラボノイド評価): https://biomedpharmajournal.org/vol15no2/antioxidant-activity-and-flavonoid-estimation-in-rosa-multiflora-and-rosa-wichuraiana-fruits-and-flowers/
  6. PubMed「Inhibitory effect of Rosae multiflorae fructus extract…」(炎症関連シグナル等に関する報告): https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32190609/
  7. American Academy of Dermatology(AAD)「How to test skin care products(パッチテスト手順)」: https://www.aad.org/public/everyday-care/skin-care-secrets/prevent-skin-problems/test-skin-care-products
  8. NIH PubChem「Quercitrin」: https://pubchem.ncbi.nlm.nih.gov/compound/Quercitrin
  9. NIH PubChem「Afzelin」: https://pubchem.ncbi.nlm.nih.gov/compound/Afzelin

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