「紫外線炎症」が頭皮に与える深刻な影響──35歳から始める守りのケア

DAVIDIA college

夏場や強い日差しのもとで長時間過ごすと、皮膚だけでなく「頭皮」も深刻なダメージを受けています。
特に髪が細くなりはじめた35歳以降の男性は、頭頂部の露出が増えることで紫外線の影響を強く受ける傾向にあります。
今回は、紫外線による頭皮炎症のメカニズムと、適切な対策方法を専門的な視点から紹介します。

紫外線が引き起こす「頭皮炎症」とは?

紫外線(UV-B)は表皮に直接作用し、細胞のDNAを損傷します。
その結果、皮膚は炎症を起こし、赤み・ヒリヒリ感・乾燥などの症状を引き起こします。
紫外線にさらされた頭皮では、炎症性サイトカイン(IL-1αやTNF-αなど)が放出され、
毛包周辺の微小環境が悪化。これにより毛母細胞の働きが低下し、髪の生成スピードや強度が落ちるとされています。

頭皮炎症による“髪への3大ダメージ”

紫外線を照射した皮膚モデルでTNF-αとIL-6の発現が急増し、表皮細胞のバリア機能が著しく低下したことが確認されました。
炎症が繰り返されると、慢性炎症によって基底膜が変性し、毛包の形成が阻害される可能性もあります。

  • 1. キューティクルの破壊: 髪表面が粗くなり、ハリ・コシが減少。
  • 2. 角層バリアの破綻: 保湿力が失われ、乾燥フケ・かゆみが増加。
  • 3. 毛包幹細胞の老化促進: 発毛サイクルが短縮し、細毛化が進行。

紫外線炎症を防ぐ3つのアプローチ

① 事前の「ブロック」

UVカットスプレー(SPF30以上、PA+++)を頭頂部や分け目に朝使用することで、紫外線の直接的な侵入を防げます。
外出前15分の塗布が効果的です。

② 事後の「冷却&鎮静」

帰宅後、冷水または冷却ローションで頭皮温度を下げ、抗炎症成分(グリチルリチン酸2K、アラントインなど)を配合した製品で鎮静を行いましょう。

③ バリア再構築の「保湿」

皮膚バリアを再構築するには、保湿成分(ナイアシンアミド、セラミド、ヒアルロン酸など)を含む製品で毎日のケアが必要です。

DAVIDIA製品によるケア提案

DAVIDIAのスカルプエッセンスは、紫外線後の頭皮コンディションを整えることを目的とした化粧品です。
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まとめ:頭皮も“日焼け止めゾーン”としてケアを

顔や腕と同様に、頭皮も紫外線による炎症と戦っています。
炎症が慢性化すると、髪質や頭皮のバリア機能に深刻な影響を及ぼすため、
日々のケアに“頭皮用UV対策”を取り入れることが、コシ・ハリのある髪を守る第一歩です。

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